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ごあいさつ

 

第13代会長 西 秀記
第13代会長 西 秀記

Global Thinking & Global Networking
-東北へ、そして世界へ発信する青森YEG-


 日本経済の大きなターニングポイントとなったバブル崩壊。そこから「失われた20年」が経過し、さらに新たな10年の始まりを迎えましたが、いまだに景気回復の実感を持てないままに厳しい雇用情勢、消費の低迷、深刻な円高など、国内外のあらゆる経済要素が日本に対して逆風となっています。これらのことは、今まで数々の成功体験をしてきた日本ではありますが、今のままの延長戦上には日本の明るい未来はないという警鐘のようであり、日本は未だ経験したことのない分岐点に立たされていると言えます。
 我が街、青森市においても同様のことが言えるのではないでしょうか。青森市のような大都市圏から距離がある地方都市を拠点としている企業は、自らの地域内での経済活動に限定される傾向が強く、多くの企業が地域限定密着型のサービス業を生業としています。しかし、大幅な人口減少時代の到来が現実のものとなっている今、日本の将来像同様に今のままでは青森市の未来は決して楽観視することはできず、我々企業人としては従来市場の縮小を前提とした事業対応が求められています。自らを地域密着型ビジネスのみに限定しないGlobal Thinkingによって青森から外部へ広く発信し、また、商工会議所青年部活動を始めとする様々な活動を通したGlobal Networkingによって構築された広域にわたる人間関係を活用することが、新たな市場の創出につながり、さらにはこれからの青森市の発展につながっていくものと思われます。
 青森YEGでは、青森市の厳しい現状を打破するには、青年経済人として、また一市民として何をすべきなのかを模索し、それに対応させた様々な事業を展開することにより、会員企業が自らの経済活動を活性化するためのヒントをつかむと同時に、会員個々が心の満足感を得ながら街づくり、街の元気づくりに貢献できる活動を行います。

【新幹線開業後の青森像】
 2010年12月4日、青森県民の悲願と言われた東北新幹線新青森駅の開業が実現しました。多くの方が青森を訪れることを想定して、都市整備や開業準備が行われ、様々なイベント等を行った結果、それらは概ね良好な成果を収めました。また、2011年4月から7月にはJR6社による青森デスティネーションキャンペーンが始まり、ますます青森を訪れる観光客が増加することが予想されます。しかし、忘れてはいけないのは、これらはあくまでも期間限定の取り組みであり、この期間に我々が青森の魅力を発信し、青森のファンを増やさなければ、リピーターの増加にはつながらないということです。我々はこの好機を逸することなく、一度青森を訪れた方が再び訪れたくなるための「新幹線開業後対策」により、現在の新幹線開業効果の維持・拡大を実現させることこそが、今まで以上に重要な事業であると思われます。
 そして、新幹線開業後の次のプロセスとして改めて力を注ぐべきであるのが、中心市街地活性化であり、とりわけ青森駅を中心とした街づくりについて広い議論を行うことです。青森駅は、北の終着駅であり、また青函連絡船の歴史も併せ持つことなどから考えても、本来青森市の歴史や文化を感じられる街の顔であるべきです。青森YEGでは、これまでの街づくりや中心市街地活性化に資する活動の延長線として、青森駅を中心とした街づくりについて検討します。
 また、新幹線開業後対策とは来外者の増大と維持だけではなく、我々が積極的に外に出て行くことで自らの存在を広く知らせてビジネスチャンスの獲得につなげることも重要です。実はきらりと光る可能性を持っているにも関わらず、その活動が地域限定だったために、地元では良く知られていても外部にはその存在を知られないままでいる企業が少なくないはずです。そういう企業が、外に出て行って活躍できるようになるためのヒントをつかむことができるような事業を模索します。

【Sweet Home AOMORI】
 世界の火祭りと言われる青森ねぶた祭りは、ねぶたそのものの造形美もさることながら、人々が血沸き肉踊る理由は、太鼓や笛などによる囃子の影響が大きいと言えます。また、津軽三味線を聴いて誰もが感動するのも、その力強い音に心が揺さぶられることによります。これらのことから考えると、我々青森市民の魂には、音に対する豊かな感受性が刷り込まれているのではないでしょうか。  一方、青森から遠く離れたアメリカの地で、古くから魂に響く音楽として親しまれ、現代音楽に広範にわたって大きな影響を与え続ける音楽の一つとして、シカゴ・ブルースがあります。青森YEGの先人達が、シカゴ・ブルースとつながって以来、我々はシカゴからブルース・ミュージシャンを招いてジャパン・ブルース・フェスティバルを開催することによって、毎年シカゴ市との交流を続けています。私に与えられた2年間の任期においてもシカゴからブルース・ミュージシャンを招き、第9回そして第10回の節目となるジャパン・ブルース・フェスティバルを開催し、今まで以上にシカゴ市との交流を深められるように努める所存です。このように音に対して特別な感覚を持つ二つの都市が、音楽を通して遠く海を越えて結ばれた関係を、我々は今後も大切に守り続けると同時に、近年急速にブルースが普及しているアジア諸国との交流も模索し、ブルースを通した街づくり、音楽が溢れる街づくりを模索します。
シカゴの伝説のブルースマンであるロバート・ジョンソンが、70年以上前にレコーディングした「スイート・ホーム・シカゴ」というシカゴ・ブルースのスタンダードナンバーがあります。その歌詞の一部分に、和訳をすると「行きたくないかい?俺の愛しい故郷シカゴへ。」というフレーズがあります。自らの故郷シカゴを思う気持ちは、当然のごとく我々が青森を思う気持ちと相通じています。我々は「スイート・ホーム・AOMORI」を自らのテーマとして、我が故郷であり、自身の活動の拠点であり、心安らぐ街であるあおもりの街づくりについて考えていきます。

【文化的国際交流と経済的国際交流】
 ブルースを通して、シカゴ市そしてアジア諸国との交流を模索することにより、国際交流の活発化が期待されますが、これはあくまでもブルースという1本の線で結ばれただけという段階にすぎません。この1本の線を大切にしていくことはもちろんですが、これだけで終わらせるのではなく、ブルース以外の文化的交流や青年経済人として経済交流を図るための取り組みを検討することが必要です。諸外国の文化や経済を取り入れ、また青森の文化や経済を世界に発信することにより、ブルースという1本の線で結ばれた関係を2本、3本の線に増やすため、あるいはもっと太い線で結ぶための模索を行います。
 従来、日本の地方都市が海外と交流する際、ほとんどの場合は東京などの大都市を経由して交流することが少なくありませんが、我々は青森YEGの先人達が築いた関係を活用して、与えられた環境下ではない、自らの手による直接的な国際交流の活発化に努めます。

【青森YEG力発信】
 YEGの内部の活動に目を向けた場合、平成23年度は第30回東北ブロック大会が青森市で開催されます。東北各地から活力あるYEGメンバーが青森市に集い、会員相互の絆を強める機会を提供するとともに、研鑽のための様々なプログラムを企画し、一致団結して大会成功のために力を注ぎ、青森YEGそして青森県連の存在感を東北全体に発信する大会にする所存ですので、会員各位の絶大なるご協力をよろしくお願いします。
 また、翌年度にはサッカー大会を誘致するなど、県外のYEGとの交流が多くなる2年間となるため、青森YEGの元気を外部発信する絶好の機会と捉え、広く発信していきます。他にも青森YEGが他地域の人々と交流する様々な機会を有効に活用して、我々自身が刺激を受け、かつ切磋琢磨の場とし、それによって得られたものが自らの経済活動ならびに我が街のために活かされることを期待します。


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綱領・指針

綱領

商工会議所青年部は地域社会の健全な発展を図る商工会議所活動の一翼を担い次代への先導者としての責任を自覚し地域の経済的発展の支ささえとなり新しい文化的創造をもって豊かで住み良い郷土づくりに貢献する。


指針

一、地域を支える青年経済人として先導者たる気概で研鑽に勤めよう。
一、国際社会の一員であるべき、国際人としての教養を高めよう。
一、豊かな郷土を築くために、創意と工夫、勇気と情熱を傾けよう。
一、文化を伝承しつつ、新しい文化の創造に向かって歩を進めよう。
一、行動こそ次代を先駆けるべき青年の責務と信じ、力を合わせ国の礎となろう。









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